被災地への思いを胸に、選手たちの戦いが始まる!~第25回 車いすラグビー日本選手権大会・DAY1

毎年行われている「車いすラグビー日本選手権大会」が今年も千葉ポートアリーナで開幕。1月12日から14日の3日間にわたって行われている。日本選手権は国内最高峰の大会で、予選を勝ち抜いた8チームが日本一の座をかけて激突する。

車いすラグビーは1チーム4人で戦う、四肢麻痺の選手たちによるラグビー。障害の程度によって持ち点が定められており、0.5(一番障害の重い)から3.5(一番障害が軽い)まで7段階に分かれている。コート上の4人の選手の持ち点の合計が8点以内になるようにしなければならず、障害の重い選手も出場機会が多く、役割が大きいところが醍醐味だ。

昨年の王者は、日本代表キャプテンの池透暢(3.0)率いるFreedom。今年もスペースをうまく使うラグビーで連覇を狙えるか。

そして今年の優勝候補として注目されるのが、まもなく49歳を迎える日本代表のベテラン、島川慎一(3.0)率いるBLITZ。今シーズンから日本代表のエース池崎大輔(3.0)が加入するなど、代表選手が多く在籍。激しいプレーで観客を魅了しそうだ。

会場には「令和6年能登半島地震」の募金が設置。
日本代表の今井友明(1.0/RIZE CHIBA)は、昨年10月に石川県輪島市と珠洲市に車いすラグビー体験を含めた学校訪問をしたということもあり、車いすラグビーとして何かできないか、地震発生後から考えてきたという。

「学校訪問でお会いした生徒さんから連絡をもらって、家族が無事だったと聞いた。大変な中メッセージをいただけて、自分自身も勇気づけられたし、プレーを通して恩返しがしたい」と被災地への思いをはせた。

千葉ポートアリーナでは2日目も8試合が行われる予定で、観戦は無料。YouTube配信も行われているので、ぜひチェックしてもらいたい。


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