車いすラグビー日本選手権開幕間近!注目の若手を紹介

2023年1月20日~22日にかけて、「第24回車いすラグビー日本選手権」が千葉ポートアリーナで開催される。予選を勝ち抜いた国内8チームが出場し、日本一を争う。

選手たちは日ごろ所属するチームで力を出し切るだけでなく、若い選手にとっては将来の日本代表を目指すためにアピールする機会にもなる。

今大会注目は、福岡のチーム「Fukuoka DANDELION」に所属する21歳の草場龍治。2歳のころに発症したシャルコー・マリー・トゥース病が進行し、6年前から車いす生活となった。

5年前に福岡で行われた車いすラグビーの試合を生で観戦し、「車いす同士がぶつかっていて、迫力がすごい。障害の重い選手が障害の軽い選手を止めるプレーを見て、自分もできるんじゃないかと思った」。車いすツインバスケットボールの選手としてプレーしていたが、2年前に正式に車いすラグビーを開始した。

2022年11月19日・20日に行われた「SHIBUYA CUP」(国立代々木競技場第二体育館)では、若手中心の日本代表チームが組まれ、草場は初めて国際大会に出場。さらに、期間中に持ち点が1.5から1.0に変更にもなり、大会では注目を浴びた。まだ持ち点にパーマネント(今後の確定)はかかっていないが、東京パラリンピックのメンバーも「世界の1.0になる可能性は十分にある」と舌を巻いていた。

持ち味はローポインターとは思えないスピード。縦横無尽にコートを駆け回り、オーストラリア代表に対する勝利に大きく貢献していた。

「緊張はしなかった。みんなでやろうと決めたことをやろうとコートに立った」と冷静に振り返るインタビューも貫禄十分。

日本選手権での躍動にも注目だ。


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